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事業を健全に継続していくためには、資金繰りがとても重要です。
手元にお金が十分にあれば、日々の経営に苦しまなくてよいのはもちろん、できることが格段に増えます。
必要なタイミングで設備投資をしてもいいですし、将来のために人員確保や人材教育に力を入れるのもよいでしょう。
また、節税するためにもお金が必要ですから、無駄に税金を支払うことのないように必要な時期に必要な額を確保できるのが理想です。
そのためには、まず事業を「お金が残る体質」にしていきましょう。
今回は、資金繰りの改善と運転資金の計算方法について、新潟の税理士がご紹介いたします。
資金繰りとは、収入と支出を管理し、「資金」の過不足を調整することをいいます。
ここでいう資金とは、現金・普通預金・当座預金・通知預金・譲渡性預金・コマーシャルペーパー・公社債投資信託など、会社としてすぐに支払いに利用できるものを指します。
逆に、売掛金・貸付金・定期預金・不動産などはすぐに支払いに利用できないので、資産という分類になりここでいう資金には含まれません。
資金繰りの本来の目的は、支払いのタイミングで必要な額を用意できるように収支を調整することです。
たとえ売上が上がっていても、回収が間に合わずに支払うことができなければ倒産(黒字倒産)してしまいます。倒産するのは赤字の会社だけではないということを、覚えておきましょう。
お客様にたまに「資金繰りと収支は同じですか?」と質問をいただきますが、これらは似ていますが実際には意味合いが違います。
「資金繰り」はあくまで資金の管理であり、お金の動きを見ます。
それに比べ、「収支」はサービスなどの提供により売上や費用が発生したことを管理するもので、実際のお金の動きについては考慮しません。
そのため、収支のみに目を向けてしまうと、いざ支払いのときに手元資金がなく困ることになります。
お金の動きを管理するものとして、「キャッシュ・フロー計算書」があります。
キャッシュ・フロー計算書は、決算書のひとつで、現金預金の1年間の流れが記載されています。
お金の増減について記載されているので、キャッシュ・フロー計算書を見れば資金繰りは問題ないかというと、そうではありません。
キャッシュ・フロー計算書はあくまで過去の結果のみをまとめたものです。決算期間が終了した後に、貸借対照表や損益計算書を基に作成されます。
しかし、資金繰りではこれから入っていくお金・これから出ていくお金・手元に残るお金も管理していかなければなりません。
もちろん過去の結果について把握することもとても大切ですが、資金繰りは未来目線を忘れないようにしましょう。
資金繰りを改善するには、「回収は早く、支払いは遅く」するのが鉄則です。
事業が改善するのが一番ですが、今回はそれ以外の方法をいくつかご紹介しますね。
現在の手元資金を把握する
資金計画を作成する
過去の決算書から、未回収の売上金や不要な在庫などを探す
取引先に交渉する
融資などを検討する
資金繰りの改善に取り組むにあたり、まず大前提として現在の資金をしっかり把握しましょう。
当たり前といえば当たり前のことですが、把握できていない方が意外にも多くいらっしゃいます。なんとなくではなく、今いくらで、いついくら支払って、いつ回収できて、という流れを把握できるのが理想です。
現在の手元資金が把握できたら、数か月先の資金状態を予測し「資金計画」を作成しましょう。資金繰りを正しく行うには、過去・現在・未来について把握することが重要となります。
この時点で資金繰りの準備は整ったので、次は実際にできることを探し、実践していきましょう。
過去の決算書を見ると、未回収の売上金を発見することがあります。もし放置されている未回収金を見つけたら、早めに回収するようにしましょう。
また、不要な在庫がある場合には、すぐに処分しましょう。まだ使えるものであれば売って資金繰りに充てることができますし、不要な在庫の維持費がかかっている場合には無駄な経費を削減できます。
取引は相手がいて成立するもののため、資金繰りを考慮した交渉がとても重要になります。回収の期日を販売先と交渉することで、資金繰りが大幅に改善することも珍しくありません。
また、売上金の回収の前に仕入などの支払いが発生するため、その期日を遅くすることで資金繰りが楽になります。
資金繰りの代表的な改善方法は、やはり銀行からの融資です。
しかし一点覚えておいて欲しいのが、
「お金が本当に必要になったときに、お金は貸してもらえない」
ということです。
銀行側は、しっかり返してもらえるところに貸したいわけです。赤字経営で事業もうまくいっていない起業に貸したい銀行はありません。
逆に、手元資金が潤沢なうちに申請したほうが審査に通りやすく、良い条件を引き出すことができる可能性が高まります。
そのため、いつか苦しくなったら借りよう、ではなく、資金計画を立てた上で数年後を見越して融資を検討するのがおすすめです。
融資で資金繰りを改善し、お金の残る体質を作りましょう。
資金繰りを改善し、お金の残る体質を作るにはお金のプロである新潟市の税理士にご相談ください。初回相談は無料です!
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